視聴率の闇~「ビデオリサーチ」社は電通の子会社、ということは…?

視聴率データが売り物であり続けるには、そのデータの必要性を維持するしかありません。
テレビ離れ、視聴率の総崩れはこの業界(と言ってもビデオリサーチ社しかありませんが。)にとっては危機です。
数字の底上げが必要です。
ビデオリサーチ社は「電通」が本体(株式34.2%保有)です。
社名は、外国ではほとんど知られていませんが、世界最大広告代理店です。
その圧倒的シェアは、国内第2位の「博報堂」の2倍です。マーク「D」なら海外で通じます。

優良コンテンツを提供することが視聴者獲得の正攻法とはいえ、視聴率調査会社がコンテンツを提供ができる道理はありません。
「電通」が関わった番組、映画は膨大です。そして、失敗作が見当たりません。
そもそも、「電通」は日本の民放黎明期を支えた会社です。自ら頑張ればこの苦境をなんとか出来るかもしれません。
電通は社訓も有名でパワフルな会社です。
「録画視聴率」は視聴率のサンプルから除外されていました。
理由は当然、CMの早送りがスポンサーから嫌われたからです。
しかし、ビデオテープで録画しない現代では、その早送りすらありません。
この時代に至って方針を変更して「録画」をサンプルに入れたのは、明らかに数字の底上げのためと考えるのが自然です。
それまでの調査ではは、M2層がほぼ漏れていました。
と言うのはこの層はテレビを「観ない」のではなく、「観られなかった」のです。
本当は、深夜に一杯やりながら、録画再生をして楽しんでいたのです。

撮影用機材
CMの時に早送りをしなくて、氷を追加したり、次のビールを取りに行ったかもしれませんが。

「電通」が関わった市販コンテンツには、「電通」のコピーライトがないものも沢山存在します。
ガリバー状態で戦う相手がいないに等しいので、コピーライトの必要もなかったのでしょうか。
ただし、コンテンツ本体の前後にはクレジットが出てきます。
とにかく「電通」がペーパーによらないコンテンツ界に及ぼした影響は物凄いし、日本のこの業界を牽引、貢献した会社です。
少し、話を戻しますが、今、計算をしてみました。サンプル数のことです。
サンプル数600で誤差2.4%と申しました。計算は正規分布曲線上の偏差値を計算すればいいのですが、
標本数が200となると、4.2%です。10%を中心にですから、約半分も誤差なのです。これでは統計として役に立ちません。
この数字を根拠に商品であるコンテンツに値段が付けられているのです。
※標本誤差の求め方。視聴率×(100-視聴率)をサンプル数で割り、その平方根を2倍します。
現代のデジタル放送では、このようなサンプル調査などしなくとも、ほぼ正確な視聴率や録画視聴率を計測出来るのではないか?
という推測は、そんなに高度な推測ではありません。 おそらく「あえて」それをしないのです。

今日見つけた面白いブログ:クロネコヤマトVS日通の引越し単身パック(4Kテレビも運べるサイズのBOXはどっち!?)
果たして40インチのような大型4Kテレビを運んでもらえるような大きさをもつ単身パックが存在するのでしょうか。答えはこちらのサイトにて。

高視聴率をたたき出すには「スポーツ」しかないのか?

高視聴率番組など、ほとんどない時代になりました。
テレビ離れが数字として出始めたのは、コンテンツがつまらないのではなく、2000年にあった、
急激な局の増加によりコンテンツが増え、分母が大きくなったので、平均視聴率が一斉に下がったことが原因でした。
その後、コンテンツ数に変化がないのに、視聴率は定着せず、下がり続けています。
つまり、コンテンツを売る側にとっての問題は、初めに起こったテレビ離れではなく、現在のテレビ離れが問題です。
これの理由も分析され、インターネットで拾うことができます。

低視聴率となった原因として考えられている大きいものから見てみます、
F1層(20~30歳女性)向け番組が昼間だけだったのがゴールデンにも出現し始めたこと。
これは、どの局もターゲットを「排除」と「固め」で攻めた結果です。他の層が追い出された格好です。
現在もその傾向を強めていると指摘されています。
昔は多かったファミリーで楽しめる高視聴率クイズ番組が消えたこと。
特にクイズ参加者が賞金を貰う形式がめっきり減りました。「クイズを当てて、ハワイへ行こう。」とかありましたね。
正解3万以下ならぐるぐる回って落ちるのもありました。賞金が負担とは思えません。家族憩いの場の提供をやめただけでしょうか。
また、ゴールデンに若年者向け番組がなくなったことがこの傾向の現れです。
漫画アニメが減ってしまったことですが、漫画アニメ自体がゲームから派生しているので、高解像度エンジンのゲーム機の方がマシ。
と言うことです。ゲーム用ソフトウエアがファミリーをターゲットにし始めました。
テレビコンテンツ作成者は、C層と言う4~12歳の男女を見限ったようです。
ちなみに、M3層が私の所属層で、50歳以上の男性です。F3層の同年女性を合わせて、
視聴率低下が起こっていますが、下げ幅は少ないです。
また、50歳以上でくくっているので、外出をほとんどしないお年寄りと私を含めたアブラギッシュが同層で扱われています。

とにかく、どんな方針で分析結果を報告しようが、1社しか調査会社がないのですから、いよいよ視聴率の意味を失うばかりです。
視聴率を下げている原因層は、M2層の35~49歳男性です。
この層がテレビ離れを起こしている理由は、C層と同じ扱いをされているからでしょうか。排除されているようです。
ということは逆に、この層が視聴すると、簡単に高視聴率をたたき出すことができます。
その番組は全て「スポーツ」です。特に、サッカーの大きなカードとフィギュア・スケートが高視聴率です。

サッカー
また、「録画視聴率」もカウントされるようになったことも数字に出ていると考えます。

日本人は世界で一番テレビを見ている?

ある家のある子が、テレビでNHKのBS放送を見ていました。
家の者がそれに気づき「左の文字が見えないけど、どうして?」と言うのです。その子は「普通」と言ったそうです。
確かに、普通の操作で、録画追っかけ再生をして見ていたのです。遅れはわずか数秒です。
一刻堂さんの「宇宙中継」みたいなものでしょうか。

NHK受信料金はオプションが揃っていいます。テレビ設置の部屋数払う必要があります。
とはいえ、日本でテレビの数と同数のパラボラアンテナと言う家は現実にあるのでしょうか。
「CASカード」の不正取引が問題になったことがありました。私は一切不正はしていませんが、CASカードが複数枚余っています。
廃棄したテレビの物と、修理から戻ったテレビジョンに入っていた物です。多分。
修理業者へ電話すると、「いいですよ。」と言いました。昔の話ですが、カードは全く同じに見えます。使えます。
質入れ禁止とはかいてありますから、大切な物なはずです。言わなければ消費者は価値を知らないのに、意味がわかりません。
BSチューナーがないタイプは青いカードです。そういえば、サイズが小さくなりました。
NHKととっても関係あるように思えます。
以前、職場の倉庫に「BSアンテナ」が箱のまま開封されずに眠っていたことがありました。
かなり古い物でした。その箱に注意書きが印刷されていました。
「・・・このアンテナの設置場所はNHK職員が確認できる位置に・・・」とありました。笑えるより、悲しくなりました。

ビデオリサーチ社では、視聴率データの提供を「視聴者層」として分析しています。
8つの層が想定されていますが、これは「52週日報発行調査地区」のデータでは解らない統計です。
この層別集計に必要なデータは「個人視聴率」ですから、地方から集めます。
3都市については、個別聞き取りか、アンケート集計を分析しているそうですがはっきりしません。
そもそも、このデータ分析は初めから矛盾があって、「秘密」でないと意味がないし、「秘密」だから信頼の所在が不明です。NHKの受信料回収率みたいに疑わしいけど確かめようがないのです。
現代の「テレビ離れ」は先進国だけに同時に起こっているそうです。

視聴者
日本人は世界で一番テレビを見ていて、外国人の目には「働く日本人」と「テレビを観る日本人」
それから「労働以外はテレビを観ている日本人」に見えるとのことです。
それでも日本人のテレビ離れは起こっており、極端な表現をすると高齢者がテレビを観て、若い世代になるほど観なくなる状態です。
そう言えば、沖縄県に民放が増えたとき、私のご近似の幾軒かのお年寄りのお家に
ボランティアでUHFアンテナを取り付けた思い出があります。

「録画視聴率」~やっと「録画」も視聴率にカウントされる時代に

視聴率のアバウトさに関し、スポンサーも作り手も「それでもいいよ。」とは言っていないのですが、
視聴率の調査が「ビデオリサーチ」一社による独占事業だからこれしか支払基準、価格基準がないのです。
ドラマ一つにしても、昼間用とゴールデン用とではコンテンツに投資するお金に違いが大きいのは見て分かります。
ラストシーンが断崖の岬で行われるのか、使い捨て豪華セットで行われるのか。
俳優さんには無礼ですが、格も明らかに違います。アイテムでも言えます。
サラブレッドに跨って走ってくるオープニングか、ラベルむき出しビールを呑むシーンか。
時間帯や曜日など、「時刻」でコンテンツの価値が違うのは理解できます。
しかし、こんなに大きな誤差を含む結果に対する評価が辛すぎる、というより、盲目的です。
テレビ放送は視聴率が命です。その命がアバウト過ぎて、この状態を放置すると総崩れがやってくるのは明白です。
「テレビ離れ」なんて生易しいものではない状況がやってくるでしょう。
アバウトな数字を根拠にスポンサーがお金を出し渋るのは正常です。作る側はもっと悲惨です。
この数字を大きくするためにだけ力を注いでいらっしゃるのです。残業し、練って練って作りこんでも、誤差が吸収してしまいます。
やってられない。と言う態度が見えています。

女性週刊誌の表紙のような原色化粧文字が画面の大半を飲み込んでいる画像やら、出演者の発言をそのままデカ文字にして、
それとニュース速報が被ってなんだか訳のわからん画像やら、CM前のシーンの半分以上をまた繰り返して時間稼ぎをしている番組など、
そんな時間潰しだらけになってしまいました。
スポンサーは逃げる、渋る。一つのスポーツに集中する。
作る側は無気力、観る側は、小学生でさえ居眠りしています。
幸い、テレビジョンの性能がよくなり、スイッチの切り忘れがあっても電気代が家計をおびやかすダメージは減りましたが、
無人のソファーに向かって、文字放送みたいなオウムみたいな画像がくるくる変わっているだけです。虚しいです。
インターネットが楽しいです。
それは当然で、圧倒的コンテンツ数、無検閲、同時性があるし、そもそも、観る側は「観る」つもりで見ているのです。
インターネットの情報は垂れ流されているように言われていますが、数十兆ページのコンテンツから検索して見ているのです。
観る側に主導権があるのはインターネットの方であって、テレビコンテンツの方が垂れ流しです。
その垂れ流しは検閲済み消毒済みの安全な垂れ流しです。そして無気力な垂れ流しです。
しかしそんなテレビの視聴率、最近ちょっと進歩しました。
日本の視聴率はこれまで「録画視聴率」が除外されていましたが、現在はサンプルとなりました。

録画DVD
やり方は公開されていません。しかし、遅い。遅すぎです。そもそも、ビデオテープが駆逐されてしまって何年になりますか?
「録画視聴率」が対象外とされてきたのは「CMが飛ばされるから」が理由でした。
払う側のスポンサーにとってはCMを見てもらわなければ意味が薄いからです。
しかし現代では、つまらないCMなど、リモコンのボタンひとつで一瞬も見る必要がありません。
現代人の貴重な時間の無駄なのです。そんな時代の変化に渋々応じ「録画視聴率」も無視できなくなったわけです。

視聴率の真実~ビデオリサーチ一社体制の実態とは?

テレビ番組でなくとも、作品を作れば評価(視聴率)に一喜一憂するのは当然です。
そこに巨額のお金が介在すらならなおのことです。しかし、その評価基準があまりにもアバウト過ぎます。

日本の視聴率はただ一社だけ、「ビデオリサーチ」によるものです。
この状態になったのは、2000年からです。
それ以前は、現在でも世界標準として活躍する「ニールセン社」もありました。
大規模母体からのサンプリングですから、誤差が生じます。
日本の視聴率調査が2社体制だった頃は、2つの結果が同じ視聴率数値となったことは一度もありませんでした。
コンテンツの良否は小数点レベルでも評価され値段となります。視聴者にとって、
いいか悪いかの次元、発想は始めから存在しないので、
現在の独占状態はコンテンツをめぐってスポンサーとキー局との取引がスムーズになったと言う意味では
歓迎されているのかもしれません。大きな数値を目指すのではなく、他番組との比較だけに意味があるのです。
よそより大きければ小さな数字でも構わないのです。そこに生産性はまるでありません。期待すること自体が誤りです。
どんなに小さな数字でも、ほとんどの人々が見なくても、他番組に勝てばいい。なんと底辺争いなことか。
及第点にはるかに及ばない成績で闘っていらっしゃる。
そういう姿勢が視聴者のテレビ離れを後押ししていることに気づいているのか、知らないふりをしているのでしょうか?
視聴率のサンプルは厳格に秘密だそうです。2年契約であることは公開されています。
その他の公開情報として、サンプル数があります。

1分毎のサンプリングができるのは「52週日報発行調査地区」です。
ここは、関東、関西、名古屋のそれぞれ600世帯だけです。以前は名古屋地区は250世帯でした。これ以外は200世帯です。
毎週1回、1週間分の集計は「52週速報発行調査地区」と言います。
これで集計分析した結果を「世帯視聴率」と言い、通常、「視聴率」とはこれを指しています。
ここには、前述した5県は含まれていません。
ただし、アンケート形式、つまり、オフラインデータはこの県からも集められます。この視聴率を「個人視聴率」と呼んいます。
したがって、「瞬間最高視聴率」がわかるのは3地区のみです。

リビング
統計学上、誤差を含みます。しかし、スポンサーは小数点を評価しているのです。
理論上確実に含まれる誤差はどの程度かと言うと、「600サンプル視聴率10%であれば、±2.4%」です。
つまり、提供される視聴率が10.0%であれば約4分の1が誤差です。ようするに7.6~12.4のどこかに入りました。
と言うレポートが提出されるだけです。
なぜビデオリサーチの集計にこんな大きな誤差を含むのかというと、たった600しかサンプルを集めないからなのです。

「沖縄に雪は降らない」は本当? ~私は久茂地交差点の雪を見た

「沖縄に雪は降らない」と言われています。しかしそれって本当なのでしょうか?
というのも私がその「沖縄に降る雪」を見た証人のひとりだからです。
1999年12月20日午後6時半過ぎ、私たち一家は那覇市久茂地交差点付近にいました。
この交差点は県内唯一のスクランブル交差点でした。この時刻でも沖縄県は昼と同様の明るさです。
来る2KY-T(2000年問題)に対処するため、私は職場に監禁状態になるので、
この日に早めの休みを頂いて家族でお出かけでした。雪が降りました。
私は、沖縄移住組ですし、スキーも趣味でした。雪は知っています。あらゆる雪質の雪を知っているのです。
その雪が沖縄に降ったのです。

沖縄

公的機関の全てと、現場にいなかったあらゆる科学者は否定していますし、その否定は今のところ覆っていません。
ところが「1999年の那覇の降雪」「沖縄,雪」などの検索ワードで検索すると、写真も動画もはっきり残っています。
あらゆる角度の画像を見ることができます。服の袖に舞い落ちた雪、降っている雪、掌(てのひら)で溶けてゆく雪。
その降雪は極めて狭い場所にありました。それは、残されている画像が全て沖縄県那覇市の久茂地交差点のものだけだからです。
ごく局地的とはいえ降雪はあったと考えるのが自然でしょう。
ユーチューブの凄さはなんといっても「拡散」と「無検閲」にあります。
どんな現場であろうがとにかく流れます。放送に耐えないコンテンツに処理が加えられたり、ネット上から削除されるのは常に後です。
ユーチューブに限らず、動画はあっという間に拡散します。
ブラジル人サッカー選手のロベルト・カルロス・ダ・シルバが放つ、「殺人非物理学的シュート」などは、
試合中にすでにネットで流れていました。恐るべき携帯端末です。
しかも、携帯端末であることが信じられない解像度で配信と言うか拡散します。
テレビ放送関係者には申し訳ありませんが、テレビでスポーツ観戦を楽しみにすることがアホらしい時代がすでに来ています。
もっとも視聴率が望めるスポーツ中継を期待している層が、テレビ離れしてしまったんどえす。
一昨年前、沖縄県で公式カードのプロ野球がありました。阪神ー中日戦でした。
豊見城市にある「沖縄セルラースタジアム那覇」でしたので、前売り券を入手し、家中の携帯端末を持って家族全員で観戦しました。
バッテリー(投手と捕手。スマホの電池ではありません。)の表情も知りたので、ワンセグも見ながらの観戦です。
ところが、テレビ放送以外に実況があるのです。数イニング前の画像で断続的なヘタクソ実況ですがワンセグより画像がいい。
球場内の阪神側の内野席からの画像です。
現代では、山間部などの僻地以外での犯罪や事故はほとんど画像が残されるそうです。
テレビ放送ではない実況は、素人によるもので、かつ、多角的に得ることができます。
もし、ここに玄人が介在するとコンテンツの質は飛躍的に向上するでしょう。
そしてテレビ離れはさらに急速に加速してしまうでしょう。

テレビの終焉~テレビを視聴するなら、ユーチューブ、ニコ動の方が楽しい。

テレビは大衆コンテンツですから自主でありながらも規制が行われています。安全な視聴を約束してくれます。
衛星生中継回線も混雑していません。
インターネットの情報量はテレビとは比較にならない圧倒的な量です。リアルタイムにおいては、残酷なほど迅速です。
責任者不在、無検閲のコンテンツが垂れ流しで、また、拡散性、記録性も抜群です。
クラウド・ストレージを複数導入すると、事実上無限の記録容量があります。オンラインを利用すれば、
パラレルスクリプトでスパコン以上の実力があるコンピューティングも得られます。

youtubeニコ動
ここで、テレビにどのような役目を期待すればよいのでしょうか。多分、終わっていると思います。
テレビ終焉の時代、テレビ離れが進んで当然の状況です。
福井、山梨、徳島、佐賀、宮崎の5県では今なお、地上波民放局が少ないため、
オンラインによる「視聴率調査」が対象外です。10年前なら、局が少ないことは気の毒だな。
とか思えましたが、この地域の新規民放局整備は、今となっては手遅れと思います。
家電量販店では、つい最近まで注目の機種の前にはソファーが設え(しつらえ)られていました。
今、覗いてみ見てください。テレビの前に誰もいません。ここでもテレビ離れが起きています。
先週、定期診察のため、病院へ行く必要があったので外出しました。
この時には、必ず利用する定食屋さんがあるので、いつものように入りました。
あるお客さんが、「テレビうるさいよ。」と言ったので、店員は電源を切りました。この何でもない風景は数年前なら暴挙です。
ひとりの客が大衆テレビのチャンネル権や電源操作を行うなんて大非常識なのですが、このときだれも、私も何とも思いませんでした。
明らかにテレビ放送は衰退しています。「ポケモン」を卒業してしまった子どもは、
私のタブレットを私物化し、外国の動画を見ながら笑いこけています。私も横から覗くと吹き出しました。
コンテンツの内容は北アメリカのズッコケ雪合戦のような内容でした。いつも楽しいとは限りません。
今週日曜の朝みたいなことだってあります。
1962年から現在までの関東地方放送で最高視聴率(ビデオリサーチ社)トップ7では、
1963年の紅白歌合戦以外はすべてスポーツです。2000年代ではすべてサッカーのビッグカードです。
しかし、これすら危うい。特に私が系統的に調べたわけではありませんが、現在ではユーチューブを視聴する手段は、
ほとんど携帯端末です。その程度の画面では気が付かないのですが、ユーチューブがもたらす画像はマックス「4K」です。
現在、家電量販店でも4Kテレビジョンが陳列されていますが、正規放送はありません。
したがって、そのテレビジョンが内蔵するプロセッサーによる「ユーチューブ」のみが最高パフォーマンスで視聴できるだけです。

テレビを見ない「テレビ離れ」の時代~昔、テレビの存在は大きかった。

自らの意思で初めてクラシック音楽のレコードを買ったのは、「ショスタコービッチ作曲交響曲第5番」でした。
自分で稼ぐことができるようになた頃、街の通りを歩いていて、ある店のドアが開いた時に店内から漏れ出て聞こえた曲がこれでした。
立ち止まりました。
大阪のローカル番組で「部長刑事」と言う警察ドラマがあったのですが、この番組は私のテレビの記憶の始めからのものでした。
大阪府警庁舎上空をヘリが舞うシーンがオープニングです。
「始めの記憶」と言うのは、調べて知ったことですが、私が生まれる354日前から放送が始まっているからです。
ヘリが飛ぶ画(え)にナレーションが入り、そのバックの曲が第5番第4楽章のティンパニーでした。
「視聴率」が人ひとりの人生を決めるといえば大きいですが、テレビの影響甚だしい時代は確かにありました。もう昔のことです。
小学校の卒業を控える息子はテレビを見ないです。見ている姿を最近見かけません。
私はというと、自ら積極的にテレビの電源を入れたり、チャンネルを変更することは、ここ10年行っていません。
ほぼ見ないといっていいです。物書きである私は、書斎とは言えほとんど在宅です。
私しか家にいないことが多いので、その間はテレビの電源が入ることはありません。

いくらテレビを見ない私でも、「森田一義アワー・笑っていいとも」は知っていました。
ところが、その番組が終了していることをつい先日まで知りませんでした。
やっと、彼の思惑通り私は「笑っ」ちゃいましたし、笑われました。
娘が数年前に独立し、アパートで一人で暮らしています。
デジタル・クリエーターの彼女は休日でも自宅で、マルチディスプレイでオリジナル・キャラクターのデザインを考えていいます。
ディスプレイが大きいので、チューナー付きHDDでテレビ番組を見るつもりで持っているのですが、先日彼女の部屋を訪ねたら、
まだ配線されずに箱のままクローゼットの片隅に放置されていました。
もう2年以上もテレビを見ない生活なのです。見たい気持ちが起こらないのと、見るならユーチューブの方がマシとのことです。
この日曜日の朝、仕事中に大変なものを見てしまいました。
私の書斎にはディスプレイが4つとノート・パソコンディスプレイが3つがあります。すべてスピーカーはミュートです。
唯一小さな音が聞こえているのは、スカイプ用のヘッドセットから漏れている音だけです。
左のディスプレイが無意識で触ったマウスの動きで画像を映し出しました。あのテロリストの蛮行を見てしまいました。

テレビ離れ