「4K」と「 3D」~テレビの進化に未来はあるか?

テレビの未来

「テレビ離れ」をコンテンツの内容でなんとかしようとしても、作成者側の企画段階にやる気が見えません。
先に述べた通り、女性向け週刊誌表紙状態の画面やら、CMの時間で視聴者が忘れるのを期待してだか、
「重複」で時間稼ぎをしている中身のない番組が氾濫している現状、無理なことは無理です。
では、コンテンツの内容ではなく、品質では期待出来るかもしれません。美しい画像。「4K」です。

確かに、ハイビジョンを初めて家庭で観て、その美しさには驚きました。しかし、残念ながら、その感動は私が限界層でしょうか。
もう少し若年者もあるかなあ。とにかく、以前の画像を知る者でないと4Kの美しさは理解できないのです。
そして、その時代に突入しています。4Kの画像を特に「美しい」とは思わない世代に変わりつつあるのです。
つまり、ハイビジョン画像が彼らには「標準」なのです。
その彼らの代表として、すでに大人で画像のプロ、「デジタルクリエーター」の娘に大型家電量販店で「4K」の感想を聞きました。
「50インチを超えないと認識できない。」と言いました。そして曰く。「ストレージの無駄ジャン。」です。
4Kの開発者の皆様には水を刺す意見ですが、現実です。
はっきり言って、ハイビジョンデータがハーフサイズで32インチテレビジョンに与えられていた時点で、
フルスペックハイビジョンとの違いが解らないほど美しかったのです。37インチを超えないと認識できない。ということでした。
今度は、50インチ?パチンコ屋さん広告じゃあるいまいに、居間のどこに置くの?はっきり言って、でかいと疲れます。
テニスの観客ではあるまいに、家の中で家族がみんなで、目やら首を動かして観なくてはならんのは非現実的です。
新築一戸建てと抱き合わせで売るなら理解できます。

もう一つあります。「3D」。すでに一部放送されています。しかし、現時点では3Dフォーマットの規格が定まっていません。
このままだと3Dは全フォーマットに対応せねばならなくなり、ハードウエア、ソフトウエアに大きなロスを生じます。
多分、今、放送している3Dは、開発メーカーグループの思惑で先走りさせ、既得権益を睨んでいると考えます。
東芝が牽引して、「裸眼式3D」を出していますが、センター線上以外の者は理論上、
脳が強制的に処理して立体視できているので非常に疲れます。センターからずれた人の立体視は、
生体が環境に適応する能力があるからであって、無理があります。
子どもの携帯ゲーム機が裸眼3Dですが、実際に3Dモードで楽しんでいる子は少数派です。
子供でさえ、センター位置でも疲れるのです。我々には? 推して測るべし……。「3D」に商機はないように思います。